設計室Fillより、住まい作りに関する様々な出来事を解説する企画「住まい作りノート」です。
<光の取り入れ方>や<風の取り入れ方>は、平面的な検討もあれば立体的・断面的な解決策もあります。
金澤の街中においては、周囲の家にぴったり囲まれていることもあり、この両者の方法を駆使して、遊び心のある解決をしてみます。
家の真ん中に吹抜け室内を作り、ここに2階からの光をダイニングキッチンに誘い込みます。この空間は風の流れにも大いに役立ちます。
芸術家の創作の場であるアトリエや美術館では、変化の少ない柔らかな北の光を大切にします。この家のリビングは2階の出窓下まで伸び上がる大きな窓を設けました。
吹抜け空間を見上げる
北窓の柔らかな光を取り込む