第74回ローンが残った家に住み続けられるのか、団体信用生命保険について放送日:2019.10.03
- 住宅ローンの相続
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- 【質問】
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先日夫がなくなり、残されたのは私(妻)と幼い子供のみとなりました。
現在住んでいる家は、5年前夫がローンで購入した一軒家ですが、ローンはまだ完済していません。私たちはこれからもこの家で暮らしていくことは可能でしょうか。
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- 【回答】
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住宅ローンを組む際に団体信用保険に加入していたら、住宅ローンの残債務は保険で完済されることになりますので、団信に入っていたかどうかをすぐに確認してください。
団信に加入していたかどうかわからない場合は、住宅ローンを組んだ金融機関に問い合わせてみましょう。団信に加入することが住宅ローンの条件になっていることが多いため、金融機関は団信保険の加入について把握しているのです。
なお、住宅に関するローンであっても、リフォームローンのような形で追加借り入れをしていた場合は、団信への加入がない場合もありますので注意をしてください。
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- 団信に加入していたら
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被相続人が団信に加入していると分かった場合は、保険金の請求をしてください。請求する際は金融機関から「団信弁済届」を受け取り、必要事項を記入して提出しましょう。
団信弁済届を提出したら保険金の支払いについての審査がなされ、1~2ヵ月程度の時間がかかることになります。この間は、住宅ローンの支払いを続けてください(保険金が支払われることになった場合は後日その支払分は補填されるので安心してください
団信の請求には「時効」があり、3年間請求しないでおくと、保険金の請求ができなくなってしまうためです。
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- 団信に加入していなければ
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被相続人がもし団信に加入していなかったら、相続人が被相続人に代わってこれから借金の支払いをしていかなければいけません。支払額はもしかしたら相続人には負担できない可能性だってあります。このような場合は、借金の相続を回避するための手続である「相続放棄」を検討するとよいでしょう。