第114回遺言書とは放送日：2020.07.02
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Q.先日、息子に「そろそろお母さんも遺言書を書いておいたら？」と突然言われました。
私はもうすぐ還暦を迎えますが、大きな病気もなく健康です。そのため、遺言書のことは全く頭になかったので息子の発言に驚いてしまいました。そもそもうちは財産もそんなにないですし、遺言書を書く必要がないと思っています。こんなとき、どうしたらよいでしょうか。
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- 絹川先生の切り口
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- 大きな病気もなく健康
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寿命や年齢を重ねることだけではなく、死は思わぬとことろから突然にやってくる場合があります。
例えばコロナウィルスに感染して亡くなられた志村けんさんは予測していたでしょうか？
それと認知症です。
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- うちは財産もそんなにない
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この番組でもいつもお話ししていますが、相続対策とは「分割（遺産分け）」「納税（税金を払えるかどうか）」「節税（できるだけ税金を安くする）」の3つです。ただ、財産がある＝相続税＝揉める、税金を節税したいと考えている方がまだまだ多いと思います。
統計では法定で争っている方の75%近くが遺産総額5000万以下の方です。つまり財産が多いから揉めるというわけではないようです。2人以上相続人がいる場合は遺産分けに関しての火種はあるでしょう。
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- まず遺言書とは
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被相続人の最終意思を実現する書面のことを指します。
過去に自分が築いた財産を有効活用してもらいたいときや、死後に相続財産を巡り、相続争いが起こらないようにしたいとき、または、特定の人物へ財産を相続したい時に有効です。
